英書輪読会:4月部会報告『フルベッキ輪読会』

『フルベッキ輪読会』が4月スタートしました
日時:令和元年4月17日 15:00~17:00
場所:日比谷図書文化館4階セミナールーム

フルベッキの伝記Verbeck of Japan; A Citizen of No Country”(全376ページ)の輪読会が 、4月17日(水)日比谷図書文化館4階セミナールームに10人が集まってスタートしました。

この日は,ナヴィゲーター役の岩崎が,2013年にある会の紀要に投稿した『フルベッキ~明治新政府の顧問に招聘され、日本近代化に貢献した宣教師』(全20ページ)の抜刷を回覧し、1859年に米国オランダ改革派の宣教師として長崎に着任し、幕府や佐賀藩の英学校で全国から集まった英才を教えた後、政府顧問・大学南校教頭として東京に招聘され、1898年青山外人墓地に葬られるまで、博学な知識、流暢な日本語、幅広い人脈を駆使して、教師として、政府顧問として、日本の近代化に貢献したフルベッキを概説した後、伝記の「前書」と第一章A Glance in Perspective計17ページを輪番で音読しながら内容検討する形で『フルベッキ輪読会』は無事スタートしました。 

2003年1月に立ち上がった『英書輪読会』は、当時出版されたばかりの『米欧回覧実記』の英訳版“The Iwakura Embassy1871-73”(全52200ページ)を11年かけて読了後、2014年4月から2冊目のアーネスト・サトウの” A Diplomat in Japan”(全472ページ)を、そして、2017年2月から3冊目The Complete Journal of Townsend Harris “(全616を毎月輪番で音読しながら読んで来ました。

2年後の2021年が岩倉使節団派遣150周年に当たるので、4冊目には“Brief Sketch”によって、条約締盟14か国に大型政府使節団の派遣を提言して岩倉使節団の実現に貢献したフルベッキの伝記を読もうということになった次第です。本著はWilliam Elliot Griffisが1900年に出版したものですが、同氏は米国オランダ改革派のラトガース大学で福井藩日下部太郎を教えた縁で、卒業後1871年に福井藩校教師として来日、廃藩置県後は、大学南校教頭フルベッキの斡旋で、同行教師に就任、1874年帰国まで約4年間滞日しました。本著を書くに当たってはフルベッキの生地オランダのザイストを3回訪問取材するなどフルベッキの伝記を書く最適の人物と目されます、なお、Griffisには、『皇国』(第一部ミカド、第二部明治日本体験記)、『維新概論』、『日本近世変革論』、『日本のヘボン』等日本関係著書も多数あります。

17年目に入った『英書輪読会』 ですが、この日の出席者の中に当初からの会員が2人もいた一方、新入会員も2人加わって下さり、活発な論議が出来て、楽しみが倍加しました。輪読会はテキストを漏らさず音読することを原則にしていますが、音読は間違いなく快感です。新規参入大歓迎です。一度ぜひ覗いてみてください。(英書輪読会世話人岩崎洋三)

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