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全体例会のお知らせ

Date: 2024年10月23日
Time: 14:00~16:00
Location: 日比谷図書文化館4階小ホール

日時:10月13日(日)14:00-16:00

場所:日比谷図書文化館4階小ホール(最寄り駅:地下鉄千代田線・日比谷線・丸の内
線 霞が関駅、都営三田線内幸町駅から徒歩3分)

会費: 1000円

講演会演題:『特別研究室内田嘉吉文庫の概要と稀覯本の数々』(内田嘉吉文庫概要下記)

講師:日比谷図書文化館特別研究室室長 菅谷彰氏

希望者は菅谷氏の案内で特別研究室見学

終了後会食 17:00-18:30  参加費@3000円 (土風炉銀座コリドー街店の予定)

申込方法

10月10日(木)までに info@iwakura-mission.gr.jp 岩崎までお申し込み下さい。

なお、当会が大変お世話になった五百旗頭真先生を偲ぶ会が7月11日KKRホテル東京で開催され、当会から理事3名が参列致しました。その折配布された五百旗頭薫先生編集になる小冊子『父・五百旗頭真と遺稿「戦う自由主義者・猪木正道」』をこの度の全体例会でみなさんにお渡し出来るようにと特別に45部をお送りいただきましたので、当日お配りしたいと思います。              

 

◇講師 菅谷彰 (すがやあきら)氏プロフィール

1950年、東京生まれ。1974年、東京大学工学部卒業。東燃石油化学(現・東燃化学)に
入社。1998年に退社。民営化の新規事業開拓に携わった後、02年に(株)シェアード・
ビジョンを設立、公共案件に応募する企業・外郭団体等に対し、事業計画策定から提案書
作成までトータルサポートを先駆的に実施。

2007年度から、千代田区立図書館のゼネラル・マネジャーに就任し、先進的な運営で
テレビ・新聞等で注目される。

2011年度から、日比谷図書文化館の運営にも共同事業体メンバーとして参加、内田嘉吉
文庫を中心とする特別研究室を立ち上げ、現在も室長を務めている。

米欧亜回覧の会

理事長 近藤義彦

 

◇   内田嘉吉文庫の概要

内田嘉吉氏(うちだ・かきち 1866から1933)は、明治・大正期に逓信省で日本の海事行政に関する法律の整備などに尽力し、また台湾総督として植民地行政にも携わるなど、後藤新平や渋沢栄一とも協働していました。後には貴族院議員や私立東京商業学校長、日本無線電信株式会社長を務め、工業振興、社会教育、通信インフラの分野でも実績を残しました。

内田嘉吉文庫は、内田氏の蔵書約16,000冊を、氏の没後、昭和9年に当時の東京市駿河台図書館(千代田図書館の前身)が受託したもので、平成23年11月、日比谷図書文化館4階 特別研究室に移転しました。これらの資料は、日比谷図書文化館 特別研究室で、直接手にとって閲覧や研究にお使いいただけます。

内田嘉吉文庫における特徴的な6つの資料グループ

1 西洋の冒険書や旅行記

中世末から16世紀の西洋の古地誌と航海記を網羅する大叢書「ハクルート叢書」第1期刊行本の100冊がほとんど揃っています。その他、地図や挿絵が豊富なキリシタン本、探検記、航海記、地理書など、革装の大型洋書が多数あります。

2 西洋からみた日本

ケンペル「日本誌」 、シーボルト「日本」、ペリー「米艦隊日本遠征録」などの原著のほか、16世紀から幕末・明治期に来日した西洋人達の著作物・翻訳本が網羅的に所蔵されています。

3 政府刊行物・各種調査資料

内田嘉吉の国内外における幅広い活動を反映する、明治から昭和初期にかけて日本で出版された種々の国政資料、植民地行政資料、外交関係資料、都市計画、工業振興、通信インフラ等諸分野の調査資料や刊行本が数多く所蔵されています。

4 伝記・人物研究書

内田嘉吉の幅広い人脈を裏付けるように、明治から昭和初期にかけての政治家、実業家、華族、軍人、学者、さらに皇室関係者に至るまで、伝記、回顧録などがあります。また、セオドア・ルーズベルトや孫文、ガンジーなど、欧米、アジアの政治家の伝記、著述本も豊富です。

5 内田嘉吉の著作

内田嘉吉の著作・翻訳本や講演・視察報告が多数所蔵されています。

6 その他の所蔵資料

「万延元年遣米使節図録」や「米欧回覧実記」など、幕末・明治期の日本の使節団の記録や、「群書類従」や「心学叢書」、「貞観政要」、「武備志」など数多くの和漢書が所蔵されています。そのほか、諸外国の写真帖や19世紀の有名な旅行ガイドブック「Baedeker」シリーズなど、海外の地理書・旅行本が豊富です。(日比谷図書文化館ホームページ)