コロナ禍の中、皆様如何お過ごしでしょうか? 恙なくお過ごしのことと存じます。ワクチン接種も始まり(既に接種済の方もおられるかと思います)、終息に向けて歩み始めた、と思いたいところです。
ところで、輪読会については6月より「実記」はいよいよ第3編欧州大陸に入ります。また、「英書」は新たにミットフォードの「英国外交官が見た幕末維新」を読み始めます。
以下のとうり開催要領をご案内いたしますので、奮ってご参加の程お願い申し上げます。
1.実記輪読会
日時:6月9日(水)13h00-15h00 Zoom によるオンライン
テキスト:米欧回覧実記 第3編(岩波文庫)
範囲:第41巻 仏朗西国総説 pp.21-37
ナヴィゲータ:冨田兼任
費用:無料
2.英書輪読会
日時:6月16日(水)13h00-15h00 Zoom によるオンライン
テキスト:MitfordのMEMORIES(訳書タイトル:「英国外交官が見た幕末維新」)
テキストはアマゾン等で購入も可能ですが、希望者にはダウンロードしたデジタル・ファイルをお送り出来ます。幹事(岩崎)までご連絡下さい。
範囲:Ch.XVIII JAPAN Vol.1pp.374-385
ナヴィゲータ:岩崎洋三
費用:無料
なお、「英書」輪読会についてこれまでの歩みをご紹介すると共に本書選定の意義について下記のとうりまとめましたので、ご一読いただき「実記」と併せ奮ってご参加の程、お願い申し上げます。
MitfordのMEMORIES(訳書タイトル:「英国外交官が見た幕末維新」)
選定経緯:英書輪読会はVerbeck of Japanを5月に読了しました。6月からはMitfordのMEMORIES(訳書タイトル:「英国外交官が見た幕末維新」)を読みます。幕末維新の歴史を違った角度から見るのも一興、これを機会に新規ご参加大歓迎です。テキストはアマゾン等で購入も可能ですが、希望者にはダウンロードしたデジタル・ファイルをお送り出来ます。
1)Griffice’s Verbeck of Japan5月読了
グリフィスのVerbeck of Japan~A Citizen of No Countryは、5月19日の会で最終章を読み、全17巻365ページを読了しました。2019年4月から2年1カ月かかりましたが、フルベッキの推薦で福井藩校の理科教師として1870年12月来日し、廃藩置県後は大学南校に移って、都合3年半フルベッキの周辺で活躍したグリフィスの記述は説得力がありました。
また、ナヴィゲーターのリードの下、原書全文を輪番で音読する会の進め方は、2003年1月に会が始まった時から定着していますが、全文音読の意義は大きいと感じています。
2)6月から新テキストMitford’s MEMORIES
本書は、1866年に英国公使館員として来日し、1869年までパークスやサトーと共に活躍したミットフォードが、帰国後1915年にロンドンで出版した自叙伝です。輪読会ではその日本部分Ch.18-Ch.26を読みます。長岡祥三訳「英国外交官が見た幕末維新」(物往来社・講談社学術文庫)はその部分の日本語訳です。著者ミットフォードは、貴族でオックスフォード大出身、文才もあり、一緒に行動したサトウのA Diplomat in Japanとの読み比べも楽しみです。
3)初回予定
日時:6月16日(水)13:00~15:00
ON ZOOM
範囲:Ch.XVIII JAPAN Vol.1pp.374-385
ナヴィゲーター:岩崎洋三
ご参考:英書輪読会の実績
輪読会は2003年1月にスタート以来下記4冊を読んで来ました。①Iwakura Embassy1871-73(英訳米欧回覧実記)を11年2カ月②Earnest Satow,A Diplomat in Japanを2年10カ月
③The Complete Journal of Townsend Harrisを2年2カ月④Griffis’s Verbeck of Japan~A Citizen of No Countryを2年1カ月
『米欧回覧実記輪読会』・『英書輪読会』
幹事 岩崎洋三
植木園子
冨田兼任